◆ベルギー カラーダイヤモンド買い付けレポート 2005年4月 Part4 Page: 1 2 3 4 5


さて中国、
派手にやってくれておりますなあ、あれだけやってくれると何も言うことはございませんね。クソ野蛮人どもに関しては、去年のサッカー・アジアカップの時に書いた通りだ、何を言ってもほとんど繰り返しになるだけ。今回は深層部分に迫る真実を。

資本主義経済になって当然の帰結である共産党の弱体化、 そして、市場経済に移行したのにも関わ

らず共産党一党独裁という大きな矛盾、このホコロビが大きな裂け目となりつつある、というのが中国の現状。
あの広大な国土と膨大な人口を治めるには皇帝か共産主義しかないという中国の悲しい現実。

中国全土では今、月に16,000件もの反政府デモや暴動が起こっているらしい。
これまでは厳重に報道統制されてきたから、ほとんど外国のマスコミ関係者に知られることはなかったわけだが、どうやら隠し切れなくなってきたようだ、というところでタイミングよく(意図的に)引き起こされたのが反日デモなんですなあ。これによって当分の間は、どれだけ中国人が騒ごうが『ああまた反日やってるな』で済んでしまうというわけ。であるからして、当局が日本政府に謝罪して反日デモを抑え込むはずはないのである。

暴動?
ホンマか? と思うかもしれないが、中国は元々多民族国家で国民は個人主義者ばかり、根本的に国民の考え方はバラバラ。だから下層部では奪い合い、上層部では権力乱用、ビジネス界では権力と癒着。もうそれは官民あげての利己主義奔走ちゅうわけでんな。
そして、経済成長して富裕層がたくさん誕生しても、一般ブルーカラー労働者の賃金は日本のレベルの50分の1ほどに固定されたまま。だから何億という膨大な国民が食うや食わずの生活を送っているし、その一方で王侯貴族のような生活をする企業経営者と共産党幹部。
これでは反政府暴動が起きない方が不思議というわけやね。
中国ウオッチャ―によると、共産党政権が崩壊するのは時間の問題とか。
まさかと思う人はソ連東欧圏の政権崩壊を思い出してほしい、あっちはそれこそ‘鉄の団結’と言われてたのにも関わらずである。
ちなみにロシアの面白い格言がある、
『魚は頭から腐る』。
中国は、頭が腐って臭いを発し始めたところっちゅうわけやね。

国が割れるのは必至ですな、2008年のオリンピックなんて言うてる場合じゃない、下手すれば2,000年前に逆戻り。

何? そうなったら三国志やないかって?
それもオモロイかもしれまへんなあ、劉備玄徳、諸葛孔明、曹操、孫権・・・、そんなような英雄達がまたまた現れてドラマを展開、ええやないですかー、
生の映像で三国志を見られるかもしれまへんでえ。
なんて言うてる場合やない! 
トヨタを始め、日本の優良企業が我も我もと中国へ進出してるけども、ちょっと待った! ホンマに待ちなはれ! 
大怪我しまっせ!

・ ・ ・

NHKと朝日新聞

ウッキーは相当しつこい? そうかもしれまへんなあ、せやけども、奴らが反日である限りウッキーもしつこく書く。

皆さん、NHKの受信料払ってますか?
なに、そんなもんバカらしい、
ホンマにその通りでんな、ウッキーは真面目に払っ

てますけども、前回書いたような番組やら報道が続くなら考え直さないといけないと思っております。
という思いで見ているNHKなのですが、時々ありますねえ、『この野郎(アマ)』と叫びたくなる報道が。
3月末ごろ放映された国谷裕子キャスターの‘クローズアップ現代’、とある都立高校の卒業式で教師が君が代を歌うか歌わないかでもめた話をまとめたもの。
国谷女史は徹底的に、君が代を歌いたくない伴奏したくないという教師たちの味方でございましたねえ、何でやねん?!
まず、教師たちには自由があるはず、という国谷氏の論調であるが、もちろん自由は保証されている。君が代に関わりたくない、起立せず歌わず伴奏しないというのは結構とは言わないが本人の意思の問題、それらの義務を果たさなかったからと言って刑務所に送られるわけじゃない。しかし、組織の人間である以上、その中で決められたルールに従わなかったらそれなりに処罰の対象となる。これは当然のことでありますね、公務員であろうが民間企業であろうが誰でも規則の中で生きているのですから。でも、彼女にはこんな単純な常識が欠落しております。
そして、もっとオカシイと思われる彼女の主張は、
“君が代+日の丸=悪の象徴である日本国”という論理の展開。『大事なことは、学校や地域、郷土を愛する気持ちで』であり、我々は『近隣諸国民の感情を考えるべき(日本国を愛してはいけない)』だそうです。
もう情けなくなりますなあ、こんなキャスターいつまで使うつもりや!
NHKと国谷氏に問いたい。
こんな偏った番組が果たしてまともな報道番組と言えるのかどうか。
そして、近隣諸国民の感情は常に日本国民の感情の上に位置しないといけないものなのか。

どう言いくるめようと、国会で予算が承認されるNHKは俗に言う『国営放送』であることを否定できない。受信料と税金でもってこんな反日番組作られ見せられる、ホンマもうタマりまへん。

時を同じくして、少し感動を覚えたシーンがあった。
プロ野球パリーグの開幕戦の福岡。
流石ソフトバンクやねえ、当代人気のベッピンさんを5人も開幕のセレモニーで使うということで、馬鹿なウッキーはゲーム前からテレビの前にスタンバイしていたのであるが、っとまた話がそれそう、そんなことはどうでもよろしい。
両軍の選手がグランドに勢ぞろいしての君が代の時、ホークスの二人の外国人選手は胸に手を当てて頭を垂れていたのを皆さんご覧になりましたか?
アメリカ国歌が流れていたのではない、君が代が流れていたのですぞ。周りの日本人選手は城島はじめ皆ボンヤリ立っているだけだったのにね。
これをどう見るか?
是非とも皆さんに考えて頂きたいですなあ。

朝日新聞について書くのはこれで最後にしようと思う、
ホンマか?
ホンマです、誰がどう批判しようと朝日はまともにならないというのが分かった、ウッキーが何を書いたところでホンマ虚しいだけ。
ほっホー、何を悟った?
悟ったというわけではないけども、
ある大学のマスコミ研究者が、中国共産党の機関新聞・人民日報と朝日新聞の日中関係について書かれている社説を比較検討したところ、約9割がほぼ同じような論調だったとか。
これまたアホくさー。
朝日新聞は人民日報・日本版ということでんがな。
中国寄りとか親中とかというような生易しいものではおまへんな。

もうひとつ面白い比較資料がある、日本共産党機関新聞・赤旗。公衆の面前で赤旗を開いて・・というようなことは、まともな神経の持ち主ならば抵抗あるだろうが、まあちょっと読んでみなはれ。朝日の記事・社説よりも余程現実的であり親日的だし骨がある。ただし、共産党という党名を戴いている以上、奴らがいつ何時ゾンビのように生き返るか豹変するかという怖さがある以上、絶対に支持は出来ないけども。

全国紙5紙を親中反日度合い等でグレーディングすると以下のような感じかな。

朝日 − Fancy Red
毎日 − Fancy Pink(割と中国寄りで反日的)
日経 − Fancy Light Pink(中国投資を推奨)
読売 − Light Green(親中色全くなし、ほぼ健全)
産経 − Very Light Blue(反中国でやや親米気味)

赤旗は?というと、Fancy Light Brownish Pinkくらいじゃないかな。なんせ朝日の突出ぶりは超常現象、かつての共産党闘士もビックリなのである。
何故に一体こんなふうになったのか知らないけども、朝日の狂い方は桁違いだ。朝日読者の皆さん、アンタら朝から人民日報読んでんねんでえ、さぞ爽やかな気分やろうな。
朝日を人前で読むことに抵抗を感じる人が増える事を切に願うウッキーだ。

・ ・ ・

朝日が人民日報日本支社なら、民主党の岡田はさしずめ駐日中国大使代理というところか。
あいつはただのアホだと思っていたが見損なっていた、金箔付きのバカやな。反日デモについて、『中国の若者があれだけ怒っている。日本側も原因を作ったことについて反省が必要ではないか・・』などと発言、首相に度々“反省”を迫っている。バカでも一応野党第1党の党首という責任ある立場、もう少し考えてモノ言いなさいよと誰か言ってやってくれ。
そもそも、今回の反日デモに参加している世代というのは、江沢民によって徹底的に反日教育を施された者達、すなわち、大戦において日本は数千万もの中国人を虐殺し未だに謝罪も反省もしないという、史実とは異常に異なった知識を植え付けられている者たちである。そしてまた、デモ自体が官製(政府が意図的に扇動してやらせていること)なのである。そんなデモが起こったことに対してどうして日本国首相が反省する必要があるのか。そしてまた岡田はそれを(中国の若者を)『理解できる』と言っているが、何が理解できるのか、ウッキーにはサッパリ分からんけどね、日本製品排斥と言いながら日本製デジカメやビデオでデモの様子を撮影したり、日本製ケイタイで仲間と連絡取り合って反日デモに参加する約束したりという若者たちのどのへんを理解できるというのか、岡田君、わしゃいつも思っているけども、アンタのドタマかち割って東大卒といわれるその高級な脳みそを見てみたい。
この種の問題で与党や首相に揺さぶりをかけるのはヤメろ!
やり方が全く女々しくて姑息。

まったくもう、岡田みたいな奴がいるから、また中国や韓国に付け入るスキを与えることになるのである。
反省するのは君や、岡田く〜ん!

最後に蛇足ながら、
韓国にはもう大概ウンザリやねえ、日韓の間には竹島しかないのか?!
日本人に韓国人の10分の1でもナショナリズムがあればなあと思わなくもないが、今回の韓国サイドの異常加熱は酷すぎやしないか。
日本には何を言ってもいいというような態度は結局将来に韓国人自身がツケを払う事になる。

それにしても、韓国為政者のセンスのなさは遥か昔から、何も驚くに値しない。例えば20世紀初頭、中国清朝の崩壊に伴い、自立独立を促す日本の援助を断り、その道を自ら放棄してロシアの傘下に入ろうとしたが故の日韓併合という歴史。結局、朝鮮半島の皆さんは、地続きの中国やロシアの懐に入って彼らに依存してないと不安で仕方ないのだろうね。今どき中国やロシアなんてまるで頼りにならないのに。
今後ますます複雑怪奇な展開を見せるであろう東アジア情勢、100年前も今も韓国にとって頼りになるのは日本だけだと思うのであるが。

・ ・ ・ ・ ・

ちょっとレポート以外が長すぎる?
ご勘弁を。
ウッキーのストレス解消方法なんです。
最後におまけの辛口を。

買い付けから帰って4月も20日過ぎである。
レポートPart3まで順調にアップしてきたが、その後執筆に時間が掛かって・・・とチンタラやっているうちにSから電話が入った。

S『あのなあ、れいのGreen(Fancy Vivid GreenとFancy Deep Blue Green)のことやけども、東京事務所から話聞いたか?』
UKI『どないした? なんにも知らんけども』
S『結局あのGreenな、ふたつともA社に委託したんやけども、A社の人間がお前のHPに載ってる記述を見て文句言うてきたっちゅうわけや』
UKI『???』
S『委託値段が高すぎるってな』
UKI『おいおい、オレは、値段は〇〇ドルを越えると思われる、と推測記事を書いただけやぞ』
S『そうそう、全くその通り、せやけどな、先方はその〇〇がノーマルな値段やと、わざわざウッキーのHPの記事をプリントアウトして持ってきたらしい』
UKI『・・・・』

いやいや驚きました、こんなしがないウッキーのレポートでも色んな所で読まれているのですなあ、改めてネットの恐ろしさを感じました。
しかしですなあ、どこのどなたか存じませんがA社のお方、
ウッキーの推測記事を値段交渉の材料に使うな!
やり方が女々しい、民主党のバカ党首と同じやな、気分悪――――!
それになあ、あんな超トッピン二つも委託してもらって値段に文句言うってどういう神経や、委託してもらうだけでも感謝しろ!
値段に文句あれば〇〇ドルかなんか知らんけども、好きな値段を指値して買えばええのとちゃうか、委託してもらって売る前にな。
ウッキーはAntwerpでしっかりSに指値したぞ。
『5万ドルにしとけや』 
ってな。

Sの返事は、
『どアホ、帰って淀川へ落ちとけ!』
だったが。

今日も南船場の夜は更ける。


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◆ Back Number ◆
2005.07 Cut & Polished in Belgium
2005.04 ルフトハンザで出国
2005.02 オリーブの漬物
2004.11 ベルギーの初冬
2004.9 上手なブラフの使い方?
2004.8 2004アジアカップ
2004.4 ゴールデンウィーク に オランダ を想う・・・。
2003.11 Believe me!
2003.7 Vacances!
2003.5 日本とベルギーの規範
2003.3 ベルギー名物と言えば
2002.9 空港のネーミングについて
2002.5 ワールドカップ
2002.3 ひな祭り
2002.2 ユーロとトラブル
2001.12 プリンセス雑感
2001.11 ニューヨークの思い出
2001.9 不景気とは
2001.7 女子テニスプレーヤーというのは宝石だらけで戦っている・・・。
2000.4 ファンシーカットの好みは各国でかなり違うようだ・・・。
2000.2 天然の物が相手になるがゆえのつらさ、というのが常にある。
1999.12 私はダイアモンド業界ではゴルフの世界の尾崎みたいなものだ、といって自己紹介することにしている・・・